カテゴリ:お猫さま( 3 )

たまには猫話

ウチのネコは二代目、五歳になる
先代は2年足らずでお亡くなりなったが、2年目でも2kgしかないちびネコだった。黒っぽいトラネコで名前はじゅん。6月生まれだから。

こいつは小さくてひ弱だったけど、動きはものすごく敏捷だった。
いまのネコ(4.5kgある)よりカシコかったように思う。

こいつは電話をかけることを覚えていた。
ウチの電話にはテブラ機能があって、それを押すと受話器をはずさなくても通話できる。
番号をプッシュしないで通話ボタンを押すと自動的に登録してある電話帳につながる 
結果、テブラボタン→通話ボタン これでアイウエオ順に登録されている電話帳の一番につながるわけである。

最初は真夜中だった。
突然リビングで、人の声が響いた。
「本校の業務は終了しました、御用の方は明朝8時以降におねがいいたします。御連絡の必要な方はピーという電子音の後に・・・・」
当時3号の通学していた中学の名前は「あ」から始まる。
電子音の後には
「わぁ~なになに・・どうしたのよ」「ドシン」
「にゃぁ~~~」「きゃぁ あんたなの」
などという声が録音されていたはず。

電話がつながっていることに気がついて、あわてて切ったのは数分あと。名乗ったわけではないけど、翌朝の事務室は???ってことに。

偶然、電話の上を歩いてしまったのだろうと思ったのだが甘かった。
ネコはとにかく「変わったこと」がすき。ちょっといつもと違うことをしてると、いつのまにか寄ってきて不思議そうに眺めている。
押せばランプが付いてしゃべりだすおもちゃに気がつけばもちろん夢中になる。

数日後、電話の上にペタンとすわり、テブラボタンをあきらかに狙って前足でプッシュしている現場を押さえた。
「事務室にいたずら電話が多い」というウワサはないか
それとなく聞いてくるように3号にいったけど、
「とくになにもいってなかったよ」
もっとも、いくら説明しても信じてもらえたとは思えないけど。
すぐに、電話帳をすべて消去してどっかにつながるのだけは阻止。
しかられて電話で遊ぶのはやめたみいだけど、昼は留守番ネコだったからホントのところはわからない。

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by kokichi50 | 2007-02-23 13:18 | お猫さま

質問

ある方から猫好きの方へと某掲示板に質問

池波正太郎さんのエッセイから
「・・・感心するのは、いざ、死の期を迎えたときの彼らの、いずれもが立派であることだ。」
これってどう立派なんですか?

でもってお答え

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静かに去っていくといわれています。
飼い主の前で正座してしばらく飼い主の顔をじっと見つめてそれからどこへともなく出て行ってもう帰ってこない。
これが、正統派猫の最後です。
その時抱いてやると、首から下がとっても冷たくてどうしたのだろうと思った。それはよく聞きます。

このごろのようにうちの中に閉じ込めて飼っていると、どこかに立ち去るという事はできません。でも正座して飼い主を見つめる。それから家の中の暗いところにじっと丸くなる。
うちに前に飼っていた猫は、病気でわずか1年半で亡くなりました。獣医さんでもう現代医学の粋というか人間並みの治療をしてもらいましたがだめでした。(猫の輸血とかインターフェロンとか・・)それでも亡くなる前の日入院先の獣医さんの所からつれて帰ってきたら、ふらふらして1メートルぐらいしか歩けないのに、部屋の隅に行こうとしました。抱いてやるとかををじっと見つめていました。
普通猫はどんな猫でも人間の顔を見つめることはありません。人間のほうが猫の目を見つめると必ず目をそらします。だからそれはほんとうに最初で最後の経験でした。
お礼を言ってそっと一人になってその時を待つ。
1歳半の猫でも生きて死ぬ時の礼儀は知っていたようです。

村松友視の「アブサン物語」には20年以上村松家で飼われていたアブサンという猫の最期の様子が印象深く書かれています。
人間の年なら100歳以上、もう動かないで何日も寝たままのアブサンが最期に狛犬のようにすっくりと座って、じーっと村松さんを見つめやがて崩れるように眠ったそうです。「負けた」と村松さんは書いています。
アブサンは小説家の家に飼われていた有名な猫、でも日比谷公園で子猫の時に拾われたトラ猫なんだけど、大事にされ20年以上も生きたけど、普通の家の普通の猫でも死ぬ時はみんなおなじ、飼い主にプレゼントのように何かを教えて行ってくれるようです。
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by kokichi50 | 2006-01-09 23:55 | お猫さま

月うさぎ

4年前までうさぎを飼っていました。
いまはやりのしゃれた美人ではありません。ふつーのウサギ、茶色と白のピーターラビットと同じ柄のやつです。
ゆえあって我が家に引き取られ、犬猫飼育禁止のマンションで、「ウサギだもーん」と市民権を獲得。

ウチ中のカーテンをかじり、PCやテレビetc..の配線を切断し、ふすまにトンネルを開け、辞書を中心に放置されたすべての本の角を食いつくし、壁紙を味見、飽きるとおなかを出して仰向けに熟睡、そしてそして、家族全員から溺愛されていました。
亡くなる前の日、その前の日まで元気だったのに暗いところでじっとしているのでどうしたのと抱いてやりました。いくら抱いていても体がひんやりとつめたくてあたたまりませんでした。
春になって葉つきにんじんがお店に出ると今でも買ってしまいそうになります。カリカリといい音を立ててかじっていました。ときどき飼い主のほうをおいしいよ~って見ながらたべるんですよね。・・・無口ないいやつでした。

d0037379_8563037.jpg秋になり、風がひんやりしてくると、一生懸命穴を掘ったあとふっと空を見上げるうさぎの表情が思い出されます。空気の匂いをかぐあの顔です。

この写真はムベ 「吹くからに 秋の草木(くさき)の しをるれば むべ山風を 嵐
といふらむ   文屋康秀」
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by kokichi50 | 2005-10-17 08:56 | お猫さま