「干支セトラ、etc.」   奥本大三郎

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岩波新書  1992.11.20 第1刷 580円

百円本にはいくつか基本がある。
それぞれの本は最初は結構な値段をつけて本屋に並ぶわけで、それが長い旅路の果てに(まぁそんなに長くないヤツもこのごろ多いけど)場末の古本屋のさらに店先のダンボールに掘り込まれるまでには計り知れない事情があると思わねばならない。

古い本(あたりまえか) 汚れた本 もともと売れなかった本 誰も読まない本・・・

今回はイワナミである。この岩波新書、カバーの色に多くのモンダイがあるとはいえ一般的に格調高くいばっている。 しかしそのわりに百円出現率が高い。

お、イワナミじゃん、このごろちょっとあいそよくなってんのに、こんなまっさらでここに来ちゃだめよ・・・というわけでお買い上げ。

十二支のほかに象、猫 、鯵(!)、金魚、・・・最後は麒麟、でもって人

それぞれの動物にファーブル昆虫記を訳したフランス文学者奥本先生の思いのたけを述べたエッセー集。

人間は人間以外の生き物を見るとき、やっぱり人間を見る目で見てしまうらしい。文学者もそれは同じ、卯(ウサギ)がおもしろい。

「兎は阿呆である」 このキッパリとした宣言から始まる、奥本先生の現実のウサギとの付き合いは「かしこいヤツはきにいらねぇ」という底流に貫かれている。
家にやってきた二匹の兎に「ウーロンとヤムチャ」いや「トマトとイチゴ」と名前を検討する家族。

結局植物の名前で呼ばれるようになった二匹は、特になつくでもなく、感謝するでもなくボーっと暮らし先生のトモダチとなる。
家にペットとして飼われている兎の日々の暮らしというものがどんなものか、先生の観察はファーブル流に細かくてやさしいけど、読んでいるとそれを見ている先生のほうがくっきりと見えてしまうのはどうしてだろう。
兎といっしょにじーっと冬の日をあびている先生も兎とおなじハテナ?という顔をしているに違いない。

                                  続く・・・
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# by kokichi50 | 2005-04-29 02:07 | 貧乏人の古本日記

まずは

あんまりみんながブログを持つので、あたしもやってみたいよう・・ってことになった。
で、つらつら考えるに「近隣の皆様に告ぐ」なんぞというシュミはまったくない。
貧乏暇ナシのモデル生活が長いせいだと思う。

そんな中で徹底的に金のかからないシュミとして

① 古本屋に前に出てる百円均一のボロ本あさり。・・・・一日百円以内

② 近隣の人間観察・・・・タダ

③ 我が家の猫いじめ・・・・タダ(怪我させると高いんだけど)

④ 俳句・・・紙とえんぴつだけ

おお、けっこうあるじゃん。
でははじめます。
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# by kokichi50 | 2005-04-28 23:35